電子業界におけるスクリーン印刷ロゴ スクリーン印刷に利用され得るナノペーストについての記事。ナノテクノロジー、 ナノパーティクルを利用したナノペーストについて、組成(成分)、利用プロセス、特徴などを、公開情報を基に調査、概説。

電子業界におけるスクリーン印刷技術/ナノペースト

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ナノペースト※開発の状況

ここでは、各社プレスリリース・特許などの公開情報を整理して、各社のナノペーストに関する開発の状況を 調査したいと思います。

※ナノペーストは、ハリマ化成株式会社の登録商標です。

ナノペーストナノペースト(除カーボンナノチューブ)

ナノペーストはここでは、ナノテクノロジー、ナノパーティクルから組成される分散系の液状、 ペースト状のインクと定義しておきます。
ナノパーティクルはここでは、概ね100nm以下の粒子集合体と定義しておきます。

企業名粒子材料想定プロセス溶媒備考
アルバック※
ハリマ化成
Au , Agインクジェット
スクリーン印刷
( N / A )独立分散形状の粒子
日本ペイントAu , Ag( N / A )水系、溶剤系
旭硝子金属系インクジェット
スクリーン印刷
( N / A )
バンドー化学Ag( N / A )水系
住友電工Niほかインクジェット水系鎖状の粒子
(フジクラ
藤倉化成)
(Ag)(インクジェット
スクリーン印刷)
(溶剤系)(酸化銀還元によるもの
粒径は数百nm)

※ プログラム実装コンソーシアム ; 両者のほか、アトムニクス研究所、大阪大学およびナミックス、日東電工などが参画


各情報は、各社ウェブサイト、プレスリリース、学術刊行物、公開特許公報等の日本国内の公開情報に基づきます【2005年2月】。 国外の企業群はリサーチの 対象としておりません。

上記以外の企業群もリサーチを進めているかと思われますが、実際に利用するとなるとやはりハードルが高いといわざるを得ません。 総じて想定される メリットデメリットは、以下のようになるかと思います。

【メリット】

  • 低温(150〜200℃程度)での焼結が可能
  • 低抵抗化が期待できる
  • 細線化への対応が期待できる

【デメリット】

  • 多くの品種は水系であり、プロセス上の大きな制約となる
  • 焼成収縮が大きいため、クラック等不具合を生じる場合がある
  • めっきやハンダがのらないなど、他プロセスとのマッチングが取れない場合がある
  • 粒子コンテントの可変範囲が狭い場合がある


意見

現状ではメリットよりも、致命的とも言えるデメリットのために乗り気になれないといったところでしょうか。
特にスクリーン印刷で使用するとなると、水系は厳しいかもしれません。
どちらかというと、ナノペーストとしての特性自体よりも、ナノペーストを使うことでインクジェットが利用可能 となる点が最も大きな魅力であるように思います。


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