電子業界におけるスクリーン印刷ロゴ スクリーン印刷機の装置ヘッド部、スキージヘッド部およびその周辺機構についての記事。 ヘッド部の構成装置、構成要素、必要要件や機能について概説。

電子業界におけるスクリーン印刷技術/装置ヘッド部構造

トップページ > スクリーン印刷技術情報一覧 > 装置ヘッド部構造

スクリーン印刷装置ヘッド部構造

ここでは、一般的によく利用されるフラットベッドタイプのスクリーン印刷装置のヘッド部および製版取り付け部構造について記載します。

スキージヘッド部スキージヘッド部

スキージヘッド部は、

  1. スキージ
  2. スキージを鉛直駆動しかつ印圧を印加するためのエアシリンダ
  3. スキージの鉛直駆動を機械的に制限するダウンストップ装置
  4. スクレーパ またはスコップ
  5. スクレーパまたはスコップを鉛直駆動するためのエアシリンダ
  6. スクレーパまたはスコップの鉛直駆動を機械的に制限するダウンストップ装置
  7. スキージおよびスクレーパの鉛直角度を調整するアタック角調整機構
  8. ヘッド部の水平角度を調整するスキュー角調整機構
  9. ヘッド部全体を鉛直駆動するための駆動装置

等から構成されます。


スキージは通常、スキージゴム(スキージブレード)およびスキージゴムを挟持するためのスキージホルダーから構成されます。


スクレーパおよびスコップは、スキージングによって片側に掃引されたインクを反対側に戻すために利用されます。
スクレーパの場合は、金属ブレードで製版上にインクをコートするように動作されます。
スコップの場合は、前記スクレーパによるコートが不都合である場合などに利用され、インクをすくい取って反対側まで運びます。


スキージの鉛直駆動シリンダは、多くはスピードコントロールバルブ付きで、トータルで数十kgfの荷重をかけられるよう設計されることが多いようです。
ダウンストップ装置は、前記シリンダ付帯のものである場合も多くありますが、中にはロック機構が弱いためにメカの遊びが大きくなり、ダウンストップが充分 機能しないケースも散見されます。


ヘッド部全体の鉛直駆動は、多くはメンテナンス性或いはメカ設計の都合上のためのようです。


スキージおよびスクレーパは、メカクランプなどによって鉛直駆動シリンダと連結されます。
クランプの駆動もシリンダによるものなどもあります。

スキージング駆動部スキージング駆動部

スキージヘッドを水平方向に掃引してスキージングする駆動装置は、

  1. LMガイド
  2. ボールネジまたは駆動ベルト
  3. サーボモータ

などで構成されます。
小型の装置では、モータ駆動ではなくエアシリンダ駆動の場合も見られます。


いずれの場合も、数十kgfの荷重を掛けた状態でスキージを摺動させますので、特に低速域で脈動するケースが多くなります。
駆動速度は概ね 5〜200mm/sec 程度で設計されることが多いようです。
サーボ機構を装備しないモータを使用した場合などでは、スキージ位置を検出するためのフォトセンサ・近接センサなどが付帯されます。

※LMガイド は、THK株式会社の登録商標です。

製版ホルダー製版ホルダーおよび昇降駆動部

製版ホルダーは、ホルダーアーム、クランプなどから構成されます。
スキージング時に製版にかかる水平方向荷重は数十kgf(以上)になりますので、相応のクランプ力が必要になり、アームも剛性が必要になります。
クランプはほとんどがエアシリンダによるものです。


製版ホルダーは、メンテナンス時の便宜のため全体がサーボモータにより鉛直に昇降駆動される場合が多いです。
駆動部が大きくなりますので安全のため、エリアセンサなどによるインターロックが必要となります。
この昇降駆動は、前記スキージヘッド部も同時に昇降される構造となります。


そのほか、

  • 製版の大まかな位置決めをするための微調機構
  • 製版と印刷テーブルとの平行を調整するための微調機構
  • 印刷時の版離れを促進するためのオフコンタクト(版離れ)機構

などが付帯される場合もあります。


上へページのトップへ

装置テーブル部構造へ装置テーブル部構造へ

技術情報一覧へ技術情報一覧へ


PR Copyright 2004 © hearts14
電子業界におけるスクリーン印刷 ( screenprint.jp )