電子業界におけるスクリーン印刷ロゴ 電子業界におけるスクリーン印刷分野でよく利用される有機溶剤の種類と性質についての記事。 溶剤の融点、沸点、比重、蒸気圧、引火点や有害危険性、消防法での扱い等を列記。

電子業界におけるスクリーン印刷技術/有機溶剤の性質

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有機溶剤の種類と性質

スクリーン印刷の分野では、インク(ペースト、インキ)の流動性確保等の目的で、アルコール系、グリコールエーテル系、炭化水素系のほか、ケトン、エステルなど多種の有機溶剤が用いられます。
ここでは、代表的な有機溶剤をピックアップし、その性質等を記載します。

ターピネオール、テルピネオールα-テルピネオール ( ターピネオール )

α-Terpineol

【分子式】 : C10H18O
【示性式】 :

テルピネオールターピネオール ( α- )

沸点219℃、融点36℃、比重0.9336、蒸気圧1mmHg ( 53℃ )、引火点89℃、消防法第四類第三石油類

【特徴等】
α-、β-、γ-等の異性体を持つ。天然としてはα-であるが、合成から作られる工業製品は若干のβ-、γ-を含む。
芳香性があり香料としてよく利用される。 匂いが強いため、電子業界ではやや利用頻度が落ちつつある。

イソプロピルアルコールイソプロピルアルコール

Isopropanol , Isopropyl alchol , 2-Propanol ( IPA )

【分子式】 : C3H8O

【示性式】 : CH3CH(OH)CH3

沸点82℃、融点-90℃、比重0.7848、蒸気圧60mmHg ( 30℃ )、引火点12℃、消防法第四類アルコール類

【特徴等】
やや芳香臭があり、引火しやすい。乾燥速度はやや早く、吸湿性がある。

ブチルカルビトールアセテートブチルカルビトールアセテート

Diethylene glycol monobutyl ether acetate ( BCA )
ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセタート

【分子式】 : C10H20O4

【示性式】 : H9C4OC2H4OC2H4OCOCH3

沸点247℃、融点-32℃、比重0.981、蒸気圧<0.01mmHg ( 20℃ )、引火点116℃、消防法第四類第三石油類

【特徴等】
ほぼ無臭、室温での蒸発が遅いため電子用途としては頻繁に利用される。
カルビトールCarbitolは、Union Carbide Chemicals And Plastics Company Inc.のTrademark

ブチルカルビトールブチルカルビトール

Diethylene glycol monobutyl ether , Butyl diglycol , Butyl carbitol ( BC )
ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ブチルジグリコール

【分子式】 : C8H18O3

【示性式】 : C4H9OCH2CH2OCH2CH2OH

沸点231℃、融点-68℃、比重0.954、蒸気圧<0.1mmHg ( 20℃ )、引火点78℃、消防法第四類第三石油類

【特徴等】
ほぼ無臭、BCAに比してやや乾燥が速い。水と任意の割合で混合可能とされる。
カルビトールCarbitolは、Union Carbide Chemicals And Plastics Company Inc.のTrademark

トルエントルエン

Methylbenzene , Toluene , Toluol ( トルオール )

【分子式】 : C7H8

【示性式】 : C6H5CH3

沸点111℃、融点-95℃、比重0.866、引火点4℃、消防法第四類第一石油類

【特徴等】
やや芳香臭、蒸気は(空気比で)3.1あり重い。静電気等で発火することがある。
乾燥が早く、スクリーン印刷インキの溶剤としてはやや使いづらい。洗浄用としては頻繁に利用される。

シクロヘキサンシクロヘキサン

Cyclohexane

【分子式】 : C6H12

【示性式】 :

シクロヘキサン

沸点81℃、融点7℃、比重0.779、引火点-18℃、消防法第四類第一石油類

【特徴等】
刺激臭、蒸気は非常に容易に発火する。
乾燥が早く、スクリーン印刷インキの溶剤としては使いづらい。

メチルエチルケトンメチルエチルケトン

Methylethyl ketone ( MEK )

【分子式】 : C4H8O

【示性式】 : CH3COCH2CH3

沸点80℃、融点-86℃、比重0.8047、引火点-6℃、消防法第四類第一石油類

【特徴等】
やや刺激臭、乾燥速度が早い。
スクリーン印刷インキとしてより、コーティング溶液の溶剤として利用されることが多い。

なお、上記しました内容は当サイト管理人がなんらかの保証をするものではなく、特に有害危険性、発火性、法令等の記述に関しては他の文献も併せて調査するなどして閲覧者の方々の自己責任のもとでご利用ください。


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