電子業界におけるスクリーン印刷ロゴ スキージ、メタルスキージの種類と特徴についての記事。 形状や材質、硬度による特徴と、近年開発が盛んな密閉型スキージヘッドについて概説。

電子業界におけるスクリーン印刷技術/スキージ

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スキージ

印刷スキージについて、記載します。

印刷スキージは、特殊な場合を除いてはウレタンゴム製のものが利用されます。 種類の選択は、主としてゴム硬度と形状に よって行います。


ゴム硬度(旧JIS A,JIS K6253)は60〜90°程度のものがよく利用されます。硬度が低い方が被印刷物表面の凹凸に追従しやすく 印刷製版へのダメージも小さくなりますが、印刷機から印加された印圧が伝わりにくくなります。

剣、角、平スキージ剣スキージ 角スキージ 平スキージ

剣角平スキージの断面図スキージの形状は 上のように種々ありますが、これら形状が印刷特性に与える影響はあまり大きくありません。
形状自体よりむしろ、被印刷物表面とスキージ前面とが成す実質上のアタック角度や、スキージエッヂのミクロな状態が非常に重要です。


傾向として、被印刷物表面とスキージ前面とが成す実質上のアタック角度が大きいほど、またスキージエッヂが尖っているほど 印刷パターンのシャープネスは高くなりますが、インクを被印刷物に転写する力が小さくなります。

先端カットスキージ先端カットスキージ

カットスキージの断面図

また、平スキージでは先端コーナー部をカットしたものが用いられる場合もあります。
主として、プリント配線板のスルーホール穴埋めに利用されます。




メタルスキージメタルスキージなど

メタルスキージなどの断面図特殊なスキージとして、 平スキージの芯部分を剛性の高い材料で補強したものや、金属製のメタルスキージなどもあります。
製版を傷つけないように先端部分が樹脂でコーティングされたメタルスキージなども利用されます。
メタルスキージは主として、クリームはんだの印刷などで利用されます。

密閉型ヘッド密閉型ヘッド

密閉型ヘッドの断面図さらに、ペーストの吐出力・充填力 を高める目的で、スキージではなく密閉型ヘッドとしたものも開発されています。


密閉型ヘッドではペーストはヘッド内に収納されており、ヘッド先端のライン状に開口した吐出口より吐出されます。
吐出力は、圧縮空気によるもの、メカニカルポンプによるものなどがあります。


密閉型とした上で、なおかつヘッド内にスキージ・スコップを内蔵したロータリーヘッドなども開発されています。


密閉型ヘッドは、
 ・ペーストの溶剤蒸散による粘度変化が少ない
 ・印刷装置周辺の異物混入の可能性が低い
などの利点がありますが、
 ・ヘッド内に一度に多量のペーストを投入する必要がある
 ・ヘッドの洗浄などメンテナンスが煩雑
などのデメリットもあります。

密閉型ヘッドの特許情報はこちら密閉型ヘッド特許

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