電子業界におけるスクリーン印刷ロゴ スクリーン印刷製版、ハレーションに関する業界用語、技術用語、テクニカルタームの意味についての記事。 ハレーション、モワレ ( モアレ ) の原因と対策方法について概説。

電子業界におけるスクリーン印刷技術/用語(製版、ハレーション)

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用語製版、ハレーション

製版、ハレーション関連の用語について記載します。

ハレーションハレーション

ハレーションとは本来、感光層を通過した光が、支持体や裏面、境界面などで反射し、その反射光が再度感光層に入射して露光してしまう現象をいいます。


この現象は、アートワーク露光時、製版露光時ともに発生する可能性がありますが、近年ではアートワーク露光時に発生することはほとんどありませんので、主として製版露光時の問題として扱います。


製版露光時に発生するハレーションの原因としては、

  1. 平行光を使用していないなど、入射光の角度が大きすぎる。
  2. 紗の色(材質)が紫外光を反射しやすい。
  3. 露光時に、製版とアートワークの密着が充分でない。
  4. 露光時間が長すぎる、照度が高すぎるなどして、オーバー露光の状態となっている。

などが考えられます。


  1. (擬似)平行光を使用していない場合には平行光を使用します。近年ではどの製版メーカーも擬似平行光を 利用していると思います。
  2. 紗の色が白色であったり、金属(SUS)製であったりした場合には光が反射しやすくなります。可能であれば 異なる色の紗を利用したり、ハレーション防止剤を利用したりします。
  3. 製版とアートワークの密着が充分でないまま露光している場合には、密着を充分とします。 近年では製版露光時は、 真空密着させることが普通ですので、この問題はあまり発生しないかと思います。
  4. オーバー露光の状態となっている場合には、照度計などで照度を管理するなどして適正な照度にします。


ハレーションを起こした製版では、肉眼ではモワレ(モアレ) などと呼称される 干渉縞のような模様が見られます。
この部位を顕微鏡などで観察すると、製版開口幅が細くなっており、したがって印刷線幅も細くなってしまいます。

モワレ(モアレ)モワレ(モアレ)

モワレ(モアレ)とは、製版を肉眼で遠目に見たときに見られる干渉縞のような模様を指す業界用語です。


モワレ(モアレ)は、

  1. 製版がハレーション を起こしている
  2. 細線印刷時に、選定した紗の線径が大きすぎる、メッシュ数が小さすぎる
  3. 細線印刷時に、バイアス角度が適性でない

場合などで見られます。


モワレ(モアレ)のある製版を使用して印刷を行うと、やはりその模様が転写されてしまい、製品不具合の一因と なってしまいます。
この模様を印刷条件などで無くすることは、特に高精細印刷の場合、困難な場合が多いようです。
したがって、モワレ(モアレ)は製版作成時点で発生していないことが強く推奨されます。


特に、設計線幅を細くした細線印刷時には注意が必要です。


この場合には、設計線幅に対して紗の線径が無視できない大きさとなり、肉眼でモワレ(モアレ)が観測されるように なってきます。
例えば、印刷線の中央に紗の交点がきている場合と、印刷線の中央に紗の開口部がきている場合とでは、 実質の製版開口面積(率)が大きく異なってきます。
特に印刷線が等ピッチで配列複写されている場合などでは、線のピッチと、紗のピッチとが一定周期で同期してしまい、 より模様がわかりやすくなります。


モワレ(モアレ)を少しでも少なくするためには、

  1. 紗の線径をできるだけ小さく、メッシュ数を大きくする
  2. 印刷線のピッチと紗のピッチとの同期波長ができるだけ大きくなるようにバイアス角度を制御する

などが必要になります。


しかし、設計線幅で80um以下あたりから、モワレ(モアレ)は避けがたくなってきます。これは、紗の線径や メッシュ数の選択肢があまりないことにも起因します。

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